キャリアコンサルタント、キャリアアドバイザー、人材コンサルタント、転職エージェント、何が違うの?

キャリアコンサルタント、キャリアアドバイザー、人材コンサルタント、転職エージェント、何が違うの?

年功序列型賃金や終身雇用制度など、日本の高度経済成長を支えた雇用の仕組みが変わりつつあるなかで、どのようにキャリアを形成して、自分の市場価値を高めるかが大切になっています。

そのキャリア形成に関してさまざまアドバイスを行う専門家がキャリアコンサルタントですが、人材業界にはキャリアアドバイザーや人材コンサルタントなど、似ている用語がたくさんあります。これらはどのように違うのでしょうか。

キャリアコンサルタントとは?

キャリアコンサルタントは、労働者のキャリアの形成や職業能力開発などに関して、相談や助言、指導を行う専門家です。2016年に職業能力開発促進法が改正されたタイミングで国家資格となりました。人材業界では、省略してキャリコンと呼ぶこともあります。

資格を持っていないとキャリアコンサルタントの名称を使えない

キャリアコンサルタントは「名称独占」資格のため、資格を持っていない人がキャリアコンサルタントの名称を使うことも、キャリアコンサル、キャリアコンサルタント専門士、キャリア形成コンサルタント、職業キャリアコンサルタントなどのまぎらわしい名称を用いることもできません。これに違反した場合は 30 万円以下の罰金に処せられます。

キャリアコンサルタントの活動の場と就労状況

独立行政法人労働政策研究・研修機構が、キャリアコンサルタントの資格を持つ人に対してアンケート調査を実施した結果から、「主な事実発見」としてまとめている内容を見ると、キャリアコンサルタントの主な活動の場は、企業が34.2%、ハローワークや職業訓練機関、転職・再就職支援、派遣会社といった需給調整機関が20.2%、学校・教育機関のキャリア教育、キャリアセンターのが17.2%となっています。

就労状況では、正社員が38.9%で非正規社員28.8%、フリー・自営が10.9%となっていました。ハローワークや職業訓練機関などの公的な需給調整機関や学校・教育機関では非正規社員として雇用されているケースが多くなっています。

キャリアコンサルタントになるには

キャリアコンサルタントになるには、厚生労働省大臣から登録を受けた試験機関が実施する国家試験に合格する必要があります。

国家試験を受験するには、厚生労働大臣が認定する養成講習を140時間受講するか、キャリアコンサルティングの実務経験3年以上という要件があります。試験合格後に、キャリアコンサルタント名簿に登録することで、はじめてキャリアコンサルタントの名称を使うことができます。

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」https://www.jil.go.jp/institute/reports/2018/0200.html

キャリアカウンセラーとは?

キャリアカウンセラーは、キャリアコンサルタントが国家資格となる前までは、同じ意味で使われていましたが、現在は明確な定義がありません。

キャリアコンサルタントは「名称独占」資格のため、国家試験に合格して名簿に登録しないと名称を使うことができませんが、キャリアカウンセラーは資格を持っていなくても、キャリアに関するカウンセリングを行うことができます。

仕事の内容も、働き方やキャリア形成など相談を受けてアドバイスをすることで、キャリアコンサルタントとほぼ同様です。

キャリアカウンセラーになるには

キャリアカウンセラーには、資格が必要ないため意味誰でもなることができます。ただしキャリアに関する適切なアドバイスやカウンセリングを行うには、十分な知識が必要です。知識や経験が足りない人は、民間の研修会社が実施しているキャリアカウンセラー講座を受講するとよいでしょう。

キャリアアドバイザーとは?

前述の通りキャリアコンサルタントは、2016年の職業能力開発促進法の改正のタイミングで国家資格となり、「名称独占」として資格を持っていない人が、キャリアコンサルタントの名称を使うことができなくなりました。

それまで求職者の就職の相談や支援を行っていた職種を、キャリアコンサルタントと呼んでいた人材紹介会社や人材派遣会社などでも、国家資格を持っていない場合には、キャリアコンサルタントと呼ぶことができなくなりました。

現在、多くの人材紹介会社や人材派遣会社などでは、求職者の就職を支援をする人をキャリアアドバイザー(CA)と呼んでいます。

キャリアアドバイザー(CA)になるには

キャリアアドバイザー(CA)になるにも、特別な資格は必要ありません。また人材紹介会社によっては、キャリアコンサルティングの経験がなくても、採用しているところもあります。

人材業界が未経験でも、働く人のキャリアアップに貢献したいという人は、未経験者を採用している人材紹介会社に転職して、知識やスキルを身につけるという方法もあります。

人材コンサルタントとは?

人材コンサルタントにも明確な定義はありませんが、クライアント企業に対して採用から教育、時には人事制度など幅広い分野でサポートをする人を、人材業界ではこう呼んでいます。

人材紹介会社で、企業の採用活動をサポートして、採用課題の解決を支援する人を、リクルーティングアドバイザー(RA)と呼んでいますが、人材コンサルタントと同様に人事全般のサポートしているケースもあります。

人材コンサルタントになるには

人材コンサルタントにも資格は必要ありませんが、企業が抱える人事面の課題を解決するためには、人事に関する深い知識や経験が必要となります。また、既存顧客だけでなく、新規顧客の開拓を行ったり、課題をヒアリングして解決策を提案するなど営業力も必要です。

人材紹介会社の中には、人事部門の経験が無くても営業職の経験があれば、リクルーティングアドバイザー(RA)として採用しているところもあります。

未経験でも人材コンサルタントとして企業の人事課題の解決をサポートしたいという人は、人材紹介会社のリクルーティングアドバイザー(RA)として知識や経験を身につけてはいかがでしょうか。

転職エージェントとは?

人材紹介会社では、採用を検討している企業と転職したいと考えている求職者をつないで、転職を支援していますが、このような職業紹介のサービスを転職エージェントと呼ぶことがあります。

転職エージェントは、転職を検討している人から、仕事面の条件や待遇面の希望を聞いて、それに合った求人情報を紹介したり、応募書類や面接試験のアドバイス、面接日や入社日の調整をするなど、さまざまサポートを無料で行います。転職が決まった場合には、企業側から報酬を受け取ります。

転職エージェントで、転職を検討している人のサポートをするのがキャリアアドバイザー(CA)で、企業の求人ニーズをヒヤリングして求める人物像にマッチした人を紹介するのがリクルーティングアドバイザー(RA)の役割です。

会社の規模にもよりますが、キャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)の役割をわけているケースが多いですが、なかには1人が両方の役割を兼ねている会社もあります。

未経験でも人材業界で活躍できる

終身雇用制度が崩壊しつつある中で、これまで企業が主導してきたキャリア形成を、個人が主体となって考えることが必要となっています。そこで大切な役割を果たしているのが、キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザー(CA)やリクルーティングアドバイザー(RA)です。

キャリアコンサルタントは国家試験に合格して名簿に登録しなければなることができませんが、人材紹介会社のキャリアアドバイザー(CA)やリクルーティングアドバイザー(RA)には必要な資格があるわけではないので、未経験でも転職するチャンスはあります。

企業と人を結びつけて、働く人のキャリア形成の役に立つ仕事をしたい思う人は、人材紹介会社への転職を目指してみてはいかがでしょうか。

最後に

アールストーンは、 採用を検討している企業と、転職したいと考えている求職者をつないで転職を支援している”転職エージェント”です。人材業界や転職エージェントが気になる方は、アールストーンでも積極的に募集しておりますので、以下の求人よりご応募お待ちしております!