未経験でもキャリアコンサルタントになれるのか?実績含めご説明!

未経験でもキャリアコンサルタントになれるのか

職業能力開発促進法の改正によって国家資格となって、注目されている資格が「キャリアコンサルタント」です。

キャリアコンサルタントとは、労働者に対してキャリアの形成や職業能力開発などの相談や助言、指導(キャリアコンサルティング)を行う専門家のことですが、キャリアコンサルティングの経験が無い人でもキャリアコンサルタントになれるのでしょうか。

そもそもキャリアコンサルタントって?

「キャリアコンサルタント」は国家資格です。キャリアコンサルタントになるには、厚生労働省が登録する登録試験機関が実施する国家試験に合格して、キャリアコンサルタント名簿に登録する必要があります。

キャリアコンサルタントは「名称独占」資格で、資格を持たない人がキャリアコンサルタントやキャリアコンサルタントとまぎらわしい名称を用いることはできません。これに違反した場合は 30 万円以下の罰金に処せられます。

国家資格キャリアコンサルタント試験の受験要件

キャリアコンサルタント試験には、受験要件が定められていて要件を満たしていない場合には受験することができません。要件は次のどちらかです。

1.養成講習の受講

19の機関で、厚生労働大臣認定の養成講習が開設されているので受講します。講習時間は合計時間で140時間で、キャリアコンサルティングを行うために必要な基礎知識や技能についての内容です。

講習内容や費用は機関によって異なりますが、概ね30~40万円程度の講習料が必要となります。専門実践教育訓練給付金の対象となる講座もあるので、ハローワークに問い合わせするとよいでしょう。

2.キャリアコンサルティングの実務経験3年以上

労働者の職業の選択や職業生活設計、職業能力開発と向上のいずれかに関する相談業務(キャリアコンサルティング)の経験が3年以上ある場合は、養成講習を受講しなくても受験することができます。

つまり、まったくの未経験であっても養成講習を受講して、国家試験を受験して合格、その後キャリアコンサルタント登録をするとキャリアコンサルタントになれるということです。

参考:厚生労働省「 国家資格キャリアコンサルタント」になって会社を元気にしてみませんか?
参考:国家資格キャリアコンサルタント試験(日本キャリア開発協会)

養成講習修了者と実務経験者の合格率

厚生労働省より登録された登録試験機関である「日本キャリア開発協会」と「キャリアコンサルティング協議会」が実施した試験結果は、次のようになっています。

第15回キャリアコンサルタント試験 試験結果(日本キャリア開発協会)

第15回キャリアコンサルタント試験 試験結果(日本キャリア開発協会)

https://www.jcda-careerex.org/files/result/340summary.pdf

第15回キャリアコンサルタント試験 試験結果(キャリアコンサルティング協議会)

第15回キャリアコンサルタント試験 試験結果(キャリアコンサルティング協議会)

https://www.career-shiken.org/wordpress/wp-content/uploads/40_2020_CC_15_Results.pdf

以上のように、「日本キャリア開発協会」と「キャリアコンサルティング協議会」のどちらの登録試験機関が実施した試験でも、実務経験者より養成講習修了者の方が合格率が高くなっているため、未経験であってもキャリアコンサルタントにはなることができます。

未経験でもキャリアコンサルタントの仕事はできる?

キャリアコンサルティングの実務経験がなくても、厚生労働大臣認定の養成講習を合計140時間受講した上で、国家試験に合格しキャリアコンサルタント登録すると、キャリアコンサルタントになることができます。

しかし、キャリアコンサルタントを名乗ることができても、実際にキャリアコンサルティングの仕事はできるのでしょうか。

キャリアコンサルタントの活動状況

キャリアコンサルタントの資格を持つ人が、どのような活動をしているのか独立行政法人労働政策研究・研修機構が「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」として調査結果を公表しています。

キャリアコンサルタントの5人に1人は活動できていない

この調査によると、キャリアコンサルタントに関連する活動を、ほぼ毎日しているが31.9%、週2~3回程度が13.3%、週1回程度6.4%で、不定期に活動しているが28.2%でした。

また活動していないが20.3%となっていて、キャリアコンサルタントの資格をとっても5人に1人は活動できていないという結果になっています。

活動できない理由には経験不足も

キャリアコンサルタントとして、活動していない人のうち「ぜひ活動したい」と「できれば活動したい」という人を合わせると約66%になりますが、実際には活動したいという希望を持っていても、仕事(ニーズ)がないために活動できない状況となっています。

また、活動したいと強い意向を持っていても、キャリアコンサルティングの経験不足から自分自身の力量が十分でないという課題も持つ人も多いようです。

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」

未経験者がキャリアコンサルタントとして活動する方法

では、キャリアコンサルティングの実務経験が無い人や、経験が浅い人がキャリアコンサルタントとして活動するにはどうしたらよいのでしょうか。

企業の人事部や人材紹介会社で経験を積む

前述の独立行政法人労働政策研究・研修機構の「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」では、キャリアコンサルタントの就労状況も調査しています。

これによると最も多いのが正社員で38.9%、次いで非正規社員が28.8%、フリー・自営が10.9%となっていました。正規と非正規を合わせると67.7%が社員として働いています。

キャリアコンサルティングの経験がない状態で、フリーや自営でキャリアコンサルタントとして活動するのはかなり難しい状況です。

一般企業の人事部や総務部、人材紹介会社のキャリアアドバイザー(CA)などに転職して経験を積むのがキャリアコンサルタントとして成功する近道ではないでしょうか。

他業種や他職種の経験を活かす

転職して経験を積むと言っても、人事部や総務部の求人は少なく、あったとしても希望者が多いため、採用される可能性はかなり低いと予想されます。

一方で、人材紹介会社の場合には、未経験でもキャリアアドバイザー(CA)として採用している会社もあります。

人材紹介会社のなかには、特定の業界や業種の求人に特化しているところがあります。それが自身の前職に関係のある業界や業種であれば、キャリアコンサルティングの経験がなくても、これまで経験した知識を活かすことができます。

また人材紹介会社には、リクルーティングアドバイザー(RA)という職種もあります。

リクルーティングアドバイザー(RA)は、企業の採用活動の支援を通じて、経営や人事に関わる課題を解決するのが仕事です。そのため営業力やプレゼン力といったスキルが必要となります。

そのため、これまで営業職でキャリアコンサルティングの経験が無いといった人でも採用されることが多いようです。

未経験でもキャリアコンサルタントにはなれるが活動するには経験が必要

これまで解説してきた通り、未経験でもキャリアコンサルタントの資格は取得することができます。しかし、実際に活動するにはキャリアコンサルティングの経験が必要となります。

現在の就業状況が、キャリアコンサルティングを行う環境に無い場合には、人材業界へ転職して経験を積むといった方法もあります。

最後に

いかがでしたでしょうか。キャリアコンサルタントに興味を持っていただけたでしょうか。
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